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栗山監督がWBCで成し遂げたのは、古田氏と野村監督に対する下剋上



野球での世界一を決定する、「ワールド・ベースボール・クラシック2023(WBC2023)」が、令和5年(2023年)3月8日~22日に開催されました。

周知のように日本代表(愛称は「侍ジャパン」)は、決勝戦でアメリカ代表を破り、14年ぶりの世界一になったのです。

テレビ中継を見ていましたが、最後まで気の抜けない、とても良い試合だったと思います。

また準決勝でのメキシコ代表との試合は、日本代表が劣勢の状態だったので、決勝以上に印象に残りました。

そういえばテレビ中継の時に登場した、元東京ヤクルトスワローズの古田敦也さんの解説は、とてもわかりやすかったので、試合内容と同じくらいに印象に残りました。

インターネットなどで調べてみると、日本代表の栗山監督と古田敦也さんは、1年だけチームメイトだったようです。

ただ1年目からレギュラーとして活躍し、2年目には首位打者のタイトルを獲得した古田敦也さんと、選手としては十分な成績を残せなかった栗山監督との待遇には、天と地ほどの差があったと思います。

しかしプロ野球の監督になってからの評価や成績は、栗山監督の方が明らかに上なのです。

またWBCで世界一を達成した事により、栗山監督の評価は更に高まったと思います。

一方で現在の古田敦也さんは、野球解説者のひとりですから、栗山監督は古田敦也さんに対して、下剋上を成し遂げたように見えるのです。

栗山監督が選手として十分な活躍ができなかったのは、その当時の東京ヤクルトスワローズの監督だった野村監督が、試合に出るチャンスを与えなかったというのも、理由のひとつになるようです。

実際のところ野村監督の1年目のシーズンが終わった時に、栗山監督は現役を引退しているのです。

野村監督は他のチームで契約を解除された選手を、何人も復活させてきたので、野村再生工場と呼ばれました。

栗山監督の元で投手コーチをしていた吉井理人さんも、野村再生工場で復活した選手のひとりだと思います。

もし野村監督が他の選手と同じように、栗山監督を再生していたら、監督としての評価は更に高まった可能性があります。

また野村監督がプロ野球チームの監督だけでなく、日本代表の監督にも就任し、世界一になっていたとしたら、監督としての評価は更に高まった可能性があります。

しかし残念ながら野村監督は、日本代表の監督に就任する事なく、84歳で生涯を終えているので、世界一にはなれなかったのです。

一方で栗山監督は日本一だけなく、野村監督という名将が達成できなかった世界一も、今回のWBCで達成しました。

そのため栗山監督は古田敦也さんだけなく、試合に出るチャンスを与えなかった野村監督に対しても、下剋上を成し遂げたように見えるのです。
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  1. 2023/04/01(土) 20:29:33|
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