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「手洗い警察」が現れないのだから、「エビデンス警察」が必要だと思う



新型コロナ対策として、感染症の専門家がよく推奨しているのは、「3密(密閉、密集、密接)の回避」、「手洗い」、「マスクの着用」、「うがい」、「ソーシャルディスタンスの確保」だと思います。

この中の「3密の回避」については、「自粛警察」という存在が現れて、人を集めるような行為をしていた方を、厳しく取り締まっておりました。

例えば飲食店、ライブハウス、駄菓子屋などの出入口や窓ガラスに、誹謗中傷の紙を貼ったり、緊急事態宣言の最中に営業を続けるパチンコ店の窓ガラスを、割ったりしていたと思います。

令和の尾崎豊という感じですが、夜の校舎やパチンコ店の窓ガラスを割ると、「器物損壊罪」が成立する場合があるので、絶対に止めるべきです。

また「マスクの着用」については、「マスク警察」という存在が現れて、マスクを着用しない方を、厳しく取り締まっておりました。

布やウレタンのマスクを取り締まる「不織布マスク警察」も、一時話題になったと思います。

その他にあまり話題にはならなかったのですが、スーパーマーケットなどでソーシャルディスタンスを確保しない方を取り締まる、「ソーシャルディスタンス警察」も現れたようです。

一方で「手洗い警察」や「うがい警察」が現れたという話を、今まで一度も聞いた事がありません。

後者の「うがい警察」が現れないのは、何となくわかるような気がするのです。

この大きな理由としては、うがいは他の新型コロナ対策と比べると、エビデンス(科学的根拠)が弱いからです。

またうがいは外から帰った後に、家の中で実施する場合が多いので、強引に取り締まろうとすると、「住居侵入罪」になってしまうからです。

それに対して手洗いは、エビデンスの強い新型コロナ対策であり、感染拡大が始まった頃のWHO(世界保健機構)は、マスクよりも手洗いを推奨していたと思います。

また最近はどのお店の出入口にも、アルコール消毒液が置いてあるため、この近くにスタンバイしていれば、手を消毒しないでお店の中に入ろうとする方を、簡単に取り締まれるのです。

それなのに「手洗い警察」が、いつまで経っても現れない点に、大きな疑問を感じておりました。

この理由について考えてみると、手洗いがマスクの着用以上に、エビデンスの高い新型コロナ対策だという事を、知らないのかもしれません。

またマスクの着用の有無は、外見からすぐに判断できるのに対して、手洗いの有無は外見からは、なかなか判断できないからだと思います。

わかりやすいマスクだけを取り締まり、わかりにくい手洗いを取り締まらないのは、他県ナンバーの車に傷を付ける「他県ナンバー狩り」と発想が同じであり、とても愚かな行為です。

その他に愚かだと思うのは、エビデンスがない、またはエビデンスが弱い行為を、新型コロナ対策だと主張する行為です。

例えば大阪府知事は以前に、ポビドンヨードを含むうがい薬が新型コロナ対策になるという、エビデンスがない情報を流しておりました。

特にテレビは影響力が強いため、ワイドショーなどが間違った情報を伝えると、非常に迷惑するのです。

個人的にはこういった行為を取り締まる「エビデンス警察」が、現れて欲しいと思います。

それによってエビデンスがない、またはエビデンスが弱い新型コロナ対策が消滅していけば、手洗いというエビデンスの強い新型コロナ対策が、再注目されると考えております。

誤っているものや、あり得ないものを消していき、最終的に残った選択肢を選ぶ「消去法」と、発想的には同じです。

「エビデンス警察」の活躍によって、手洗いが再注目されれば、「手洗い警察」が現れなくても、問題がないと思います。

また各人が正しい知識を身に付け、エビデンスがない、またはエビデンスが弱い行為を主張する方に、振り回されないようになるのなら、「エビデンス警察」も必要ないと思います。
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