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半沢直樹の視聴率が伸びなかった要因は、「アベノミクス」と「テレワーク」



令和2年(2020年)7月19日から始まった、ドラマ「半沢直樹」の2020年版が、9月22日に終了しました。

毎週楽しみに見ていたので、ドラマが最終回を迎えた後は、半沢ロスという感じです。

個人的な印象としては、平成25年(2013年)7月7日から、9月22日まで放送された2013年版より、2020年版の方が良かったと思います。

ただドラマの平均視聴率は、2013年版が28.7%だったのに対して、2020年版は24.7%でした。

また最終回の視聴率は、2013年版が42.2%だったのに対して、2020年版は32.7%だったので、2013年版の方が高い評価を得ているようです。

この理由について考えてみると、半沢直樹の一番の魅力は、理不尽な要求を次々と突きつける、意地悪な上司に対して、主人公の半沢が最後に、倍返しをする点ではないかと思います。

半沢と同じような境遇に置かれている視聴者は、この倍返しを見て、すっきりとした気持ちになっているはずです。

また2020年版の半沢直樹の視聴率が伸びなかったのは、半沢と同じような境遇に置かれている視聴者が、2013年版が放送された当時より減少したため、半沢の倍返しを見ても、あまり共感できなかったからだと思うのです。

最近は若手の有名な俳優さんを起用しても、恋愛ドラマの視聴率がまったく伸びません。

この理由を様々な識者の方が分析しておりますが、個人的には若者の恋愛離れと、関係があるのではないかと思います。

つまり恋愛に興味を持てない若者は、恋愛ドラマを見ても共感できないため、これを見ようという気持ちが起きないという訳です。

これと同様に、2020年版の半沢直樹の視聴率が伸びなかったのは、半沢と同じような境遇に置かれている視聴者が減り、共感できなかったからだと思うのですが、この要因は次の二つだと思います。

(1)アベノミクスによる有効求人倍率の上昇
2013年版が放送される約半年前の、平成24年(2012年)12月に行われた衆議院議員選挙では、野党だった自民党が圧勝し、民主党から政権を取り戻しました。

これを受けて第二次安倍内閣が発足すると共に、安倍総理はアベノミクスという経済政策を打ち出しました。

アベノミクスに対する評価は様々ですが、有効求人倍率がバブル期を超えたというニュースを見かけたので、雇用環境を改善させたのは、違いないと思います。

もちろん少子高齢化により、労働力人口が以前より減っているというのも、有効求人倍率が上昇した理由のひとつだと思いますが…?

いずれにしろ有効求人倍率が上昇して、雇用環境が改善すれば、転職先が見つけやすくなります。

そうなると職場の人間関係、特に上司との人間関係に、どうしても我慢できない方は、他の会社に転職します。

こういった事が全国各地で起きたので、半沢と同じような境遇に置かれている視聴者が、減ったのではないかと思うのです。

(2)新型コロナウイルスによるテレワークの普及
ここ最近は新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動が縮小しているため、景気が悪くなっております。

これにより雇用環境が大幅に悪化したため、転職先を見つけにくくなりました。

そうなると今の職場の意地悪な上司と、我慢して付き合っていかなければならないのです。

ただ新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、テレワークを実施する会社が増えております。

これを利用した方は職場には行かず、自宅などで仕事をするため、意地悪な上司と顔を合わす機会が減ります。

そうすると上司からの理不尽な要求で、ストレスを感じる事が少なくなります。

こういった事が全国各地で起きたので、半沢と同じような境遇に置かれている視聴者が、減ったのではないかと思うのです。

以上のようになりますが、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後のアフターコロナでも、テレワークは続いていく可能性が高いと予想しております。

この予想が当たったら、半沢直樹の新シリーズが作成されても、2013年版のような高視聴率は、期待できないと思うのです。
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  1. 2020/10/17(土) 20:33:10|
  2. テレビ・ラジオ