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2020年はノイジー・マイノリティに対して、「見ざる言わざる聞かざる」



年末年始のニュースを見ていて、特に印象に残ったのは、住民から「うるさい」という苦情があったため、どこかのお寺が除夜の鐘を中止したという話です。

また除夜の鐘を中止するのは難しいので、昼間に変更したというお寺もあったそうです。

以前はほとんど問題になっていなかったはずなので、最近は人々の意識が変わってきたと思いました。

しかしヤフーニュースが実施した、「除夜の鐘、迷惑だと思う?」というアンケートの結果を見たら、「迷惑だと思う」と回答した方は約2%しかおらず、約97%は「迷惑ではない」と回答していたのです。

そうなると除夜の鐘を中止したり、時間を変更したりしたお寺は、少数派に振り回されていたという事になります。

またこのような声高な少数派を英語では、「ノイジー・マイノリティ」と言うそうです。

ただお寺としては苦情を言ってきたのが、ノイジー・マイノリティだと気が付かなかった可能性があります。

またノイジー・マイノリティだとわかっても、無視できない事情があったのかもしれません。

何だか面倒だなと思っていたら、リアルな世界だけでなく、インターネットの世界でも、同じような話があったのを思い出しました。

それが掲載されていたのは、平成28年(2016年)6月28日の日本経済新聞の、ネット炎上、少人数の連投で発生 「許せない」が動機という記事になりますが、一部を紹介すると次のようになります。

『インターネットのブログや会員制交流サイト(SNS)などが批判の書き込みであふれる「炎上」の状態になる際は、ごく少数の人が繰り返し書き込んでいることが28日までに、国際大学GLOCOMの山口真一講師らによる約4万人へのネット調査で分かった。

過去1年間に炎上に加わったのは全体の1.1%だが、参加経験者の6割超は、同じ炎上への書き込みを繰り返していた。

山口講師は「声が大きい一部の人によって炎上している実態を示す結果だ。過度の批判が行われればネット上の言論自体が萎縮しかねず、対策を検討する必要がある」と話している。

調査は今月、ネットを通じアンケート形式で実施し、20~69歳の男女計4万504人が回答。炎上に書き込んだことがあると答えたのは725人だった。

さらに追加アンケートした結果、過去1年間の書き込み経験者のうち同じ炎上に2回以上書き込んだ人は65%に達し、10%は11回以上書き込んでいた』

以上のようになりますが、自分が運営するブログやSNSなどで、炎上が発生すると、多くの方から批判されていると思い、慌ててしまうかもしれません。

しかし過去1年間に、炎上に参加した事があるのは、調査対象者の約1%のため、かなりの少数派なのです。

それに加えてこの約1%の方は、何度も書き込みをしているのですから、ノイジー・マイノリティと言っても過言ではないと思います。

もしリアルな世界やインターネットの世界で、ノイジー・マイノリティに遭遇してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?

個人的には日光東照宮に飾られている猿のように、「見ざる言わざる聞かざる」(他人の悪い所には目を向けず、他人の悪口には耳を傾けず、自ら悪口を言わない)で、対処した方が良いと思います。

その理由としてノイジー・マイノリティに対し、いつも過敏に反応していたら、心が病んでしまうだけでなく、サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派)が、困ってしまう可能性があるからです。

もちろん日本は民主主義の国ですから、少数派の意見にも耳を傾ける必要があると思います。

ただ心やさしい日本人は、少数派の意見を聞くと、それに振り回されてしまう場合が多いような気がします。

ですから少数派の意見に耳を傾けても、それに振り回されないという強い精神を身に付ける必要があり、そのためには「見ざる言わざる聞かざる」を、取り入れるべきだと思うのです。
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  1. 2020/01/03(金) 20:56:50|
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