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2019ニッチ新語・流行語大賞は、「反社(反社会的勢力)の定義は困難」



今年も年末の恒例になっている、ユーキャン新語・流行語大賞が発表されました。

令和元年(2019年)の年間大賞には、ラグビーW杯日本大会で8強入りを達成した、日本代表チームのスローガンである、「ONE TEAM」が選ばれたようです。

またトップ10には、「計画運休」、「軽減税率」、「スマイリングシンデレラ/しぶこ」、「タピる」、「#KuToo」、「○○ペイ」、「免許返納」、「闇営業」が選ばれました。

こういった新語・流行語を見るたびに、「そんな言葉使った事ないよ!」という突っ込みを入れるのですが、今回は日常的に使っていた言葉が、かなり登場していたため、突っ込みどころが少なかったと思います。

しかしそれでもユーキャン新語・流行語大賞に対して、納得できない部分があるのです。

その納得できない部分とは、ユーキャン新語・流行語大賞は11月30日までに発生した新語・流行の中から選ばれるため、12月1日~31日までに発生した新語・流行は、選考対象にならないという点です。

また12月1日~31日までに発生した新語・流行は、その翌年のユーキャン新語・流行語大賞の選考対象になりますが、1年も経ってしまうと、忘れ去られる可能性が高くなるのです。

こういった事情があるため、12月1日~31日までに発生した新語・流行は、ニッチ(隙間)の新語・流行語大賞として、別枠で表彰すべきだと思うのです。

もし2019ニッチ新語・流行語大賞を選ぶとしたら、個人的には「反社(反社会的勢力)の定義は困難」を、有力候補にしたいと思います。

これは安倍総理が主催する「桜を見る会」に、反社と思われる人物が出席したというマスコミの報道を受けて、政府が12月10日に閣議決定したものです。

政府は平成19年(2007年)に、「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」という、反社の定義に関する指針を発表しております。

そのためマスコミはこの指針に反する上記の閣議決定に対して、強い批判をしておりました。

しかし「反社の定義は困難」という言葉は、なかなかの説得力を持っていると思うのです。

令和元年(2019年)を振り返ってみると、企業の不祥事が多かったという印象があります。

その中でもっとも印象に残っているのは、かんぽ生命の委託を受けた郵便局の職員による、高齢者を主な対象にした保険の不正販売です。

最近になってやっと、日本郵政、かんぽ生命、日本郵便の社長が辞任しましたが、この方々だって被害者の立場から見れば、反社と変わらないと思います。

ですから「反社の定義は困難」という閣議決定は、説得力のある言葉だと思ったのです。

なお保険の不正販売が社会問題になったのは、昨年の春頃にNHKが、番組の中で追及したからです。

そうなると番組を作成したNHKは、多くの高齢者を救った正義の味方と捉える事ができます。

しかし受信料のしつこい取り立てに苦しんでいる方から見ると、NHKは反社と変わらないのかもしれません。

こんな事を考えていたら、「それゆけ!アンパンマン」の生みの親であるやなせたかしさんの、「(悪役である)バイキンマンは、バイキンマンなりの正義を持っている」という言葉を思い出しました。

この言葉に従えば反社の皆様も、反社なりの正義も持っている可能性があります。

そうなると世間から反社扱いされ、差別される事に対して、納得できない気持ちになるはずです。

このように見方や立場が変わると、誰もが反社になる可能性があり、また反社でなくなる可能性もあるため、やはり「反社の定義は困難」は、なかなかの名言だと思います。
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  1. 2019/12/29(日) 20:52:18|
  2. 政治・経済