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「情熱的な男」と「ストーカー」、「熱血指導」と「暴力指導」は紙一重



かなり昔にテレビを見ていたら、ある有名な芸人さんが、「情熱的な男とストーカーは紙一重」というギャグで、笑いをとっておりました。

ただ大笑いした後に、冷静になって考えてみると、これはギャグというよりも、名言ではないかと思いました。

その理由としてこの芸人さんが指摘するように、情熱的な男とストーカーを区別するのは、なかなか難しい問題だからです。

女性側が男性に対して、わずかでも好意を持っている状態の時に、アプローチするのが情熱的な男、女性側が男性に対して、全く好意を持っていないのに、アプローチするのがストーカーと、定義する方がおります。

しかし女性側が全く好意を持っていなくても、男性から積極的にアプローチされているうちに、好意を持ってしまう場合もあると思うのです。

こういった人間の心理は、「好意の返報性(好意を寄せてくれた相手に対して、自分も好意を感じてしまう)」と呼ばれております。

そこで「ストーカー行為等の規制等に関する法律」、いわゆる「ストーカー規正法」を読んでみると、この法律によるストーカー行為とは、同一の者に対して「つきまとい等」を、反復して行う事を示しているようです。

また「つきまとい等」の具体例としては、次のようなものが挙げられております。

・汚物、動物の死体その他の著しく不快又は嫌悪の情を催させるような物を送付し、又はその知り得る状態に置くこと。

これは誰が見ても、ストーカー行為ではないかと思うのですが、次の例は微妙ではないかと思うのです。

・電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールの送信等をすること。

そのためこの中の「電子メールの送信等」については、「身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われる場合に限る」としております。

ですから女性側から返信がないのに、メールを何回か送信したくらいでは、ストーカー行為にはならないようです。

いずれにしろストーカー規正法を読んでも、情熱的な男とストーカーの区別は、よくわかりませんでした。

無理に結論を出すならば、男性側のアプローチが上手くいって、交際まで発展すれば情熱的な男、その手前で終わればストーカーという、もてない男性はあまり認めたくない区分が、一番正しいような気がするのです。

ところで最近のスポーツ界では、監督やコーチなどの指導者による「暴力指導」が、問題になっております。

そのため暴力指導が事実と認定された場合には、無期限の登録抹消処分や解任などの、厳しい処分が行われているようです。

ただある女性の体操選手は、コーチから暴力を受けたけれども、それは熱血指導のひとつであり、暴力指導とは捉えていないとして、無期限の登録抹消処分を受けたコーチの、早期復帰を求めました。

このニュースをテレビで見ていたら、情熱的な男とストーカーは紙一重だけれども、熱血指導と暴力指導も紙一重だと思いました。

また熱血指導と選手に対するパワハラ(例えば暴言)も、やはり紙一重ではないかと思うのです。

ですからスポーツ界から、暴力指導やパワハラを無くしたいなら、そもそも熱血指導をしない指導者を、積極的に採用していけば良いのです。

例えば超クールなインテリ系の指導者、選手の長所を褒めまくるラテン系の指導者、言葉遣いが可愛らしいオネェ系の指導者なら、熱血指導をしないと思います。

この例はあくまで冗談になりますが、暴力指導による長時間練習で、選手を強くするというやり方は、ブラック企業と変わらないと思うので、すぐに止めるべきではないでしょうか?
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  1. 2018/09/17(月) 20:54:13|
  2. 心理学・占い