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生活保護の受給者を批判するより、その方の真似をした方が得策である



先日あるラジオ番組を聞いていたら、20代のOLの女性が、同僚の女性を批判する投稿をしておりました。

その同僚の女性はぶりっ子のように振るまったり、職場の男性に媚を売ったりしているため、特に年上の男性から可愛がられているそうです。

そのため自分が仕事で失敗した時には、上司はきつく怒るのに、その同僚の女性が失敗した時には、あまり怒らないそうです。

しかも職場に男性がいない時には、別人のように態度が変わるため、ふざけるな!と怒っておりました。

この投稿を読んだあとに番組のパーソナリティーが、なんと回答するのかと思ったら、その同僚の真似をしなさいという、かなり意外なアドバイスをしておりました。

その理由としては投稿を読んでいるうちに、投稿者の女性の心の中には、同僚の女性を批判する気持ちだけでなく、職場の男性から可愛がられている同僚の女性を、羨ましく思う気持ちもあると感じたそうです。

またどんな事であっても早く上達するには、成功している方の真似をするのが一番良いそうです。

そうなると投稿者の女性が、職場の男性から可愛がられるという、心の中で望んでいる状態を実現するには、同僚の女性の真似をするのが、一番良いという結論になるそうです。

なかなか面白いアドバイスだと思ったのですが、おそらく投稿者の女性は、何で自分がぶりっ子になったり、職場の男性に媚を売ったりしなければいけないのかという、怒りを感じたかもしれません。

しかしたとえ嫌いな人間であったとしても、良い点だけは参考にした方が良いと思うのです。

ところでニュースサイトの記事に、生活保護に関する話題が掲載されていると、そのコメント欄には生活保護の受給者に対する批判が、溢れているように感じます。

私はこういった批判に加わる気持ちにはなれず、その理由の第一はいつか自分も何らかの理由で働けなくなって、生活保護のお世話になる日が来るかもしれないからです。

また生活保護の受給者を批判する国民が増えると、政治家は生活保護に関する予算を削りやすくなり、そうなると自分が生活保護のお世話になる日が来た時に、満足な生活ができなくなります。

それに加えて生活保護を批判する気持ちの裏側には、働かないのに生活できて羨ましいという気持ちが、存在していると考えるからです。

このように羨ましいという気持ちが少しでもあるなら、ラジオ番組のパーソナリティーがアドバイスするように、批判するより真似をした方が得策だと思います。

真似をするとは例えば、ニュースサイトの記事に登場する生活保護の受給者が、どういった経緯で生活保護を受給するようになったのかを覚えておき、自分がその状態に該当したら、生活保護の申請をするのです。

また生活保護を受給している時には、原則として車を保有する事はできません。

しかし車を保有している方もいるのですから、その方がどうして車を保有しているのかを調べて、その方法を真似するのです。

経営の神様と言われた松下幸之助さんは、「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である」という名言を残しております。

嫌いな相手や納得できない相手を批判して、一時的な満足を得るより、万物を我が師と捉えて学んだ方が、一時的な満足ではない長期的な幸福を、得られるのではないでしょうか?
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  1. 2018/03/03(土) 20:07:24|
  2. 政治・経済