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失業率が高い沖縄の出生率が全国1位なのは、「なんくるないさ」の精神



日本人の出生率が低い主な理由は、たくさんの子供を育てるだけの、経済的なゆとりがないからだと言われております。

しかしこの常識に当てはまらない都道府県があり、それは失業率が全国でもっとも高く、また県民所得が全国でもっとも低い沖縄県です。

普通に考えれば経済的なゆとりがなくなれば、出生率は低くなるはずなのですが、沖縄県の出生率は全国で1位です。

そのため日本人の出生率が低い主な理由は、経済的な理由ではないのではないかと考えていたら、平成29年(2017年)10月15日のTHEPAGEに、それを裏付けるような記事が掲載されておりました。

その記事のタイトルは、子育ては精神的負担が大きい? 日本人の51.4%が「子育てする自信がない」であり、記事の一部を紹介すると次のようになります。

『米国の医療機器メーカー、クックメディカルの日本法人であるクックジャパンは今年8月、日、米、仏、スウェーデンに住む子供がいない女性に対して、出産や妊娠に関するアンケート調査を行いました。

それによると、将来子供が欲しいと考える人は、日本では63%だったのに対して、米国は79.5%、フランスは80%、スウェーデンは73.5%と日本がもっとも低いという結果になりました』

『将来子供が欲しいと思わない理由として、日本人の51.4%の人が「子育てをする自信がない」という項目を選んでいます。

「子育てが大変そうに思えるから」という理由も44.6%となっており、やはり高い数値です。

これは「現状のライフスタイルに満足しているから(23%)」という項目を大きく上回っているほか、「子育てにはお金がかかるから(35.1%)」という経済的理由よりも高くなっています。

一方、米、仏、スウェーデンではまったく逆で、現状に満足しているからという理由で子供を作らない人が圧倒的に多いという結果でした。

つまり日本では、子供がいないライフスタイルを積極的に選択しているのではなく、子供が欲しいと思っているにもかかわらず、精神的な負担が大きく、出産を選択できない可能性が高いということになります』

以上のようになりますが、これを見ると子供が欲しいと思わないのは、経済的な理由よりも、子育てをする自信がない、または子育てが大変そうに思えるという、精神的な理由だとわかります。

そうなると沖縄県の出生率が高いのは、経済的なゆとりがなくても、精神的なゆとりがあるからだと思うのです。

この精神的なゆとりを表している沖縄県の方言として、「なんくるないさ(なんとかなるよ、どうにかなるさ)」があります。

沖縄県の高い出生率を支えているのは、この「なんくるないさ」の精神なのかもしれません。

もちろん精神的なゆとりがあるのには理由があり、沖縄県は家族や地域とのつながりが強く、そういった方から子育てに関する支援を受けられるため、精神的なゆとりが生まれているようです。

他の都道府県の方が学ぶべきなのはこの点であり、沖縄県のように社会全体で子育てを支えるという気持ちがなければ、特に女性は精神的なゆとりを持てず、少子化問題は解決しないのかもしれません。
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  1. 2017/11/01(水) 20:13:35|
  2. 政治・経済