FC2ブログ

配偶者との関係が良好だと貯蓄額が多いのは、「金銭感覚の一致」が要因 



明治安田生活福祉研究所が平成27年(2015年)3月に、全国の40歳~69歳の男女(10,351人)を対象にして、「セカンドライフの生活設計に関する調査」を実施しました。

この調査のひとつとして60代の男女を対象に、世帯の貯蓄額と配偶者に対する意識の関係を、調べる調査が実施されました。

その調査によると次のように、世帯の貯蓄額が多いほど、配偶者との関係が良好だったのです。

■配偶者との関係が良好(良好+まあ良好)と回答した方の割合
500万円未満→男性:55.7%、女性:51.7%
500万円以上2,000万円未満→男性:74.0%、女性:58.4%
2,000万円以上→男性:79.3%、女性:71.3%

また「ふだんの生活でできるだけ配偶者と一緒にいたい」、「生まれ変わるとしたらまた同じ人と結婚したい」、「配偶者と同じお墓に入りたい」のいずれの項目についても、世帯の貯蓄額が多いほど、数字が高かったのです。

明治安田生活福祉研究所は「貯蓄額が多いほど、配偶者に対する気持ちが前向きになっていることから、夫婦円満のためにはお金も大事」と結論付けております。

しかし「貯蓄額が多いから夫婦円満」なのではなく、「夫婦円満だから貯蓄額が多くなった」と考えた方が、正しいような気がするのです。

その理由としてアメリカの億万長者の特徴などについて紹介されている、となりの億万長者(著:トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ、訳:斎藤聖美)という本に、次のように記載されていたからです。

『資産のある人は、次の三つの質問にイエスと答える率が高い。

1 あなたの両親は倹約家でしたか?
2 あなた自身は倹約家ですか?
3 あなたの妻はあなたより倹約家ですか?

この最後の質問は非常に重要だ。蓄財優等生の家庭では、妻が輪をかけた倹約家であることが多い』

『結婚相手が消費家だったら、一代で財をなすのは不可能だと思ったほうがいい。夫婦のどちらかでも金遣いが荒いようだったら資産は貯まらない。

夫婦で事業をしている場合には特にそうだ。消費の癖を直さずに資産を築くのはまず無理だろう』

『蓄財に関しては配偶者の存在も大きいことに、私たちはだいぶ前から気づいていた。倹約、消費、投資を配偶者がどう考えるかで、その家庭の資産状況は大きく変わってくる。

夫婦のヒモが堅いのは誰か。ノース家では夫婦ともに堅い。収入よりはるかに低い支出で生活し、二人で年間予算の作成にじっくりと時間をかける。

中古の自動車でも文句を言わない。毎年何にいくら使ったかをきちんと把握している。子供が公立の学校に通うことを恥とは思わない』

『まあまあの収入しかなくても、夫婦ともども締まり屋だったら、蓄財優等生になれる可能性は高い。

が、どちらか一方が消費家であればそれは難しい。夫婦の間で金銭感覚が違うとき、資産を築くのはなかなか困難だ』

以上のようになりますが、離婚に至った原因として、価値観の不一致がよく挙げられます。

逆に考えれば価値観の一致が多いと、配偶者との関係が良好になり、価値観のひとつとして金銭感覚があります。

この金銭感覚について、夫婦のどちらも倹約志向である場合、つまり価値観が一致している場合には、上記のようにお金が貯まっていくのです。

その一方で、夫婦のいずれかが消費志向、または夫婦のどちらも消費志向の場合には、収入が多かったとしても、お金は貯まっていきません。

このように価値観、特に金銭感覚が一致している夫婦は、配偶者との関係が良好になり、また夫婦で協力して倹約するので、お金が貯まりやすいと考えられるのです。
関連記事

  1. 2017/08/06(日) 20:50:30|
  2. 投資・節約