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「横並び意識」から脱して、「マイ幸せ」を基準に人生を設計しよう!



電通の24歳の女性社員が自殺したのは、過労によるものだったとして、三田労働基準監督署が労災認定したというニュースが、昨年の終わり頃に大きな話題となりました。

このニュースについてインターネットで調べていた時、「そんなに仕事が辛いなら早く退職して、別の仕事を探せば良かったのではないか?」という意見が掲載されておりました。

私も当初はこの意見に対して共感していたのですが、ある方が書いたブログを読んでいたら、そんなに単純な話ではないとわかったのです。

そのブログによると、電通に入社するような方は、小さい頃からエリートコースを歩んでおり、そのエリートコースから自分だけ脱落する事を恐れているから、簡単には退職できないそうです。

つまり電通の過労死事件の根底にあるのは、エリートの横並び意識(他の者と同じような考え方や行動をとること)であると、指摘されておりました。

ところで平成29年(2017年)3月4日の産経ニュースを読んでいたら、「過労死気になりませんか?」あの事件があっても「電通」ブランドは健在か 就活中の学生に聞いてみたという記事が、掲載されておりました。

この記事を読むと過労死事件が発生した後も、相変わらず電通が就職先として、人気があるように感じます。

なぜ今でも電通に人気が集まるのかが、よく理解できないのですが、この記事の中に掲載されていた、「電通はやはり魅力のある企業。広告業界の最大手ですし…」という、ある女子学生の話が、ヒントになるような気がするのです。

つまり皆が就職したいと思う大手企業に、自分も就職したいという横並び意識が、今でも電通を人気企業にしていると思うのです。

横並び意識に影響されているのは、就職先を探している若者だけではなく、他の世代も同じような気がします。

例えば普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話(著:佐藤治彦)という本を読んでいたら、日本人の生命保険の加入率は8割程度と非常に高く、また必要のない保障を見直そうと提案しても、実行に移そうとしないのは、横並び意識が原因と指摘されておりました。

ただ現在の日本では、横並び意識を幸せの基準にしていると、いつまでも幸せになれないと思うのです。

その理由として日本が高い経済成長を達成していた時代は、パイ(社会に存在する富)が拡大を続けていたので、国や企業などがそのパイを、上手く国民に分配すれば、皆が豊かな社会を実現できたのです。

しかし現在の日本は少子高齢化などにより、高い経済成長を達成できないので、国民に分配するパイは以前より縮小しております。

そうなると皆が豊かになるように、パイを分配するのが難しくなり、また以前よりパイの分配に、偏りが生じているのです。

こういった社会では例えば皆が持っているものを、自分は買えないという事態が発生するので、横並び意識を幸せの基準にしていると、いつまでも幸せにはなれないと思うのです。

ですから横並び意識から脱して、マイブームならぬマイ幸せを基準に、人生を設計した方が良いと考えます。

このマイ幸せとは、他の人には理解できないかもしれないけれども、自分はこれがあると、または自分はこれをしていると、幸せを感じられるというものです。

マイ幸せを考えるうえで参考になるのは、平成28年(2016年)12月6日の女性自身に掲載されていた、1万4千円の婚約指輪を店員に笑われ……花嫁の返答が話題にという記事になります。

この記事に登場するジュエリー店の店員は、横並び意識を幸せの基準にしていたので、婚約指輪に130ドル(約13,700円)の指輪を選んだカップルを、みじめだとバカにしました。

しかし花嫁の方は、マイ幸せを幸せの基準にしていたので、婚約指輪がいくらであったとしても、十分に幸せだったのです。

人は皆と同じ事をしていると、安心感を覚える場合が多いので、横並び意識から脱して、マイ幸せを基準に人生を設計するのは、簡単な事ではないと思います。

ただ国民に分配するパイが縮小している現在の日本では、いつも皆と同じ事ができるわけではないので、マイ幸せを基準に生きるという視点を、取り入れてみるべきではないでしょうか?
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  1. 2017/03/23(木) 20:24:13|
  2. 就職・起業