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「ぼったくり金融商品」の購入者を見かけたら、感謝の合掌をしよう!



投資信託は大まかに分けると、インデックスファンドとアクティブファンドの2種があります。

このうちのインデックスファンドは、日経平均株価やTOPIXなどの指標と、同じ値動きをするように運用していく投資信託です。

それに対してアクティブファンドは、プロの運用担当者であるファンドマネージャーが、株式の銘柄や投資割合などを決定する投資信託です。

このどちらが優位なのかについては、両派閥から様々な主張がなされ、論争が続いております。

私はインデックス派なので、アクティブ派を見かけると、インデックスファンドの優位性について語りたくなります。

しかしほったらかし投資術(著:山崎元、水瀬ケンイチ)という本に記載されていた、次のような文章を読んでから、そのような事は止める事にしました。

『インデックスファンドはただでさえ信託報酬が低く、運用会社から見れば利幅が少ないのに、日本ではまだ市場規模も少ない(リテール向けは)ため、運用会社によってはまだ赤字事業の場合があります。

その赤字分を、アクティブファンドの高い信託報酬や機関投資家向け投資顧問料などから補填しているという考え方もできます。

個人のインデックス投資家としては、高いコストを支払うアクティブ投資家や機関投資家に支えられて、低コストな運用を享受しているという面があるのです』

以上のようになりますが、信託報酬とは投資信託を保有している間に、徴収される手数料を示しております。

そのためこの文章は、アクティブ派が高い手数料を支払って、インデックスファンドの赤字を穴埋めしてくれるため、インデックス派は低い手数料の支払いで、済んでいるという意味になります。

そうなるとインデックス派は、アクティブ派に論争をしかけないで、「あなた達のおかげで節約ができ、とても助かっております」と、感謝した方が良いのです。

ところで平成28年(2016年)12月2日に、原則10年以上放置されている「休眠預金」を、民間公益活動の財源に活用できるようにする「休眠預金活用法」が、参議院本会議で可決・成立しました。

これに納得できない方もいるかもしれませんが、日本はまだ恵まれているのです。

海外で銀行口座を開設した場合、口座残高が一定金額を下回ると、口座維持手数料を徴収されますが、日本ではこのような手数料は徴収されておりません。

また海外では1年くらい入出金がないと、その口座は凍結されてしまい、簡単には引き出せなくなりますが、日本ではこのような処置は実施されておりません。

日本がこのように恵まれているのは、口座を維持するために必要なコストを、誰かが負担しているからです。

どう見てもぼったくりとしか思えない、手数料の高い金融商品を、銀行の窓口で購入している方も、そのコストの負担者に含まれると思います。

その手数料の高い金融商品とは、例えば「変額年金保険」や「外貨建て保険」であり、インターネットで検索するとわかるように、金融庁も手数料の高さを問題にしているのです。

こういったものが上位に入っている、銀行の窓口で販売されている生命保険や投資信託の売り上げランキングを見ると、「なんでこんな手数料の高い商品が売れているの?」と、疑問や怒りを感じる事がよくあります。

しかし今後は、そういったものに心を乱されずに、静観していようと思うのです。

またぼったくり金融商品の購入者を見かけたら、感謝の合掌をしようと思います。

こういった方がいるおかげで、休眠預金活用法が施行された後も原則10年に渡って、口座残高にかかわらず無料で口座を保有でき、また口座を放置しても凍結されないのですから。
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  1. 2016/12/21(水) 20:41:36|
  2. 投資・節約