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少子化の進行を止めたいなら、政府はビールやチューハイを増税するな!



日本の音楽市場のCDの総売り上げは、平成10年(1998年)をピークに下がり続けており、この原因について様々な識者の方が分析しております。

個人的にもっとも納得したのは、この年あたりから若者にも携帯電話が普及するようになり、若者はCDの購入より携帯電話の料金に、お金を使うようになったというものです。

確かにCDアルバムは1枚3,000円くらいですから、アルバイト代から携帯電話の料金を支払ったら、CDアルバムが1枚か2枚は買えなくなります。

しかし平成28年(2016年)4月7日のYAHOO!ニュースに掲載されていた、音楽離れは「有料の音楽」離れに限らず「音楽そのものから距離を置く」と共にという記事を読むと、CDが売れなくなったのは携帯電話のせいではないようです。

この記事によると、若者は無料でも音楽を聴かなくなっている、つまり音楽自体に興味がなくなっているため、CDが売れなくなっているそうです。

ところで平成28年(2016年)10月26日の毎日新聞を読んでいたら、医師の北村邦夫さんが書いた、「Dr.北村が語る現代思春期」というコラムが掲載されておりました。

このコラムは国立社会保障・人口問題研究所が、異性との性交経験がない未婚者(18歳~34歳)の割合が、男性で42.0%、女性で44.2%と発表した事について、北村さんが感想を述べたものになり、特に気になった部分を紹介すると次のようになります。

『未婚男性252人、女性201人について、性交経験の有無別に分析すると、異性と関わることを面倒だと感じているとか、セックスに関心がないというのが、セックス未経験者にとって当然であるにしても、注目したいのは男女共に、たばこを吸わない、アルコールを飲まない人に性交経験がないことでした。

「セックス嫌いな若者たち」の執筆に際して、草食男子にインタビューした時にも禁煙・禁酒の声を多く聞きました。理由は残念ながら健康意識の高まりではなく、経済的な余裕のなさが関係していたのです』

『03年末から世帯での携帯電話保有率が9割を超え、09年以降固定電話は減少。10年に登場したスマートフォンは急激な伸びを示し、14年末には64%に達しています。

性交未経験の割合が10年調査以降上昇に転じていることと無縁ではないように思われます』

以上のようになりますが、要するに北村さんは若者の収入が年々減っており、そのうえ携帯電話(スマートフォン)の料金の支払いが負担になっているので、若者はたばこ、お酒、異性との性交などを楽しむ、経済的な余裕がないと分析しているのです。

私はこのコラムを読んだ時、CDの総売り上げの減少と同じように、携帯電話(スマートフォン)がまた犯人扱いされており、少し気の毒に思いました(笑)。

またCDの総売り上げの減少と同じように、若者は経済的な余裕がないから異性と性交しないのではなく、単純に異性と性交する事に対して、興味を感じられなくなっているからだと思うのです。

このように考える理由として、例えば厚生労働省が実施した「平成26年 国民健康・栄養調査」によると、所得が低い人ほど喫煙率が高かったそうです。

つまり経済的な余裕がなくても、人間は好きなものや興味のあるものは、止めずに続けるのです。

異性との性交に対して興味がないという問題の、解決策について考えてみると、上記のコラムの中の、「男女共に、たばこを吸わない、アルコールを飲まない人に性交経験がないことでした」という部分が、ヒントになると思いました。

その理由としてアルコールを飲むと、理性をつかさどる大脳皮質の活動が低下して、押さえていた欲望、つまり性欲が目を覚ますからです。

またアルコールを飲むと、異性に対して告白する時や、初めて性交する時に感じる緊張感を、緩和できるからです。

そうなると政府が少子化の進行を止めたいと考えているならば、平成28年(2016年)度の税制改正において、ビールやチューハイを増税してはいけないと、けっこう真剣に考えております

まっ、本当のところは自分がお酒好きなので、増税されては困るという話なのですが(笑)。
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  1. 2016/11/08(火) 20:45:55|
  2. 政治・経済