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失敗するのが自己責任なら、成功するのも自己責任と考えるのがフェア



フリーアナウンサーの長谷川豊さんが、平成28年(2016年)9月19日、自身のブログの記事の中に、次のような文章を書いてしまったため、様々な方から叩かれているようです。

『自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!』

長谷川豊さんは過激な発言で注目を集める、炎上マーケティングのスペシャリストですから、様々な方から叩かれるのは、彼の狙い通りだったと思います。

しかしこのブログの記事により、すべての番組を降板する事になってしまったのは、予想外だったのではないでしょうか?

どんな発言をするのも自由ですが、その発言によって傷つく方に対して、配慮すべきだったと思うのです。

また生活習慣に細心の注意を払っても、病気になってしまう場合はあるのですから、病気になるのはすべて自己責任という考え方も、少し無理があると思うのです。

それにしても最近は長谷川豊さんのように、就職できないのは自己責任、結婚できないのも自己責任と、困っている方に自己責任論の押し付けを始め、冷たく突き放す方が多いように感じます。

しかし就職できないのは、その方が学校を卒業する前年や前々年の、景気の影響という面もあるので、すべて自己責任にするのは無茶だと思います。

また結婚に関しても、収入の低い非正規雇用の増加という、労働環境の変化があるのですから、すべて自己責任にするのは無茶だと思います。

そういう事情を無視して、自己責任を押し付けてくるのですから、嫌な世の中になったと思いました。

しかし社会心理学キーワードの中に記載されていた、次のような文章からわかるように、日本人は伝統的に自己責任論を好むようです。

『アメリカ人は自己高揚的で、日本人は自己批判的と言われることがある。アメリカ人は自尊心を高めるような判断や行動を、日本人は自尊心を低めるような判断や行動をするのである。

例えば、アメリカ人は自分の成功は自分の能力によるとみなすが、失敗は努力不足や自分以外の他のせいにしがちである。

これに対して、自己批判的な日本人は、自分の成功は努力や自分以外の他の何かのおかげであり、失敗は自分の能力不足と考えがちである』

以上のようになりますが、この文章を読んでいて、ある裁判の事を思い出しました。

それは平成14年(2002年)にアメリカで起きたものであり、自分達が肥満になったのは、マクドナルドのハンバーガーのせいだとして、マクドナルドを集団で訴えた裁判になります。

日本では考えられない事であり、確かにアメリカ人は「失敗は努力不足や自分以外の他のせいにしがちである」という面が、あるような気がしました。

こういった悪い面はマネをしない方が良いと思いますが、「アメリカ人は自分の成功は自分の能力によるとみなす」という面は、日本人もマネをした方が良いと思います。

そうやってたまには自分を褒めてあげた方が、ハッピーな気分になれる気がするのです。

また失敗するのが自己責任と考えるなら、成功するのも自己責任と考えた方が、フェアだと思うからです。
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  1. 2016/10/17(月) 20:08:04|
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