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年金の積立金の赤字額でアメリカ版の万里の長城が7個も建てられる



平成28年11月8日に予定されている、アメリカ合衆国の大統領選挙に向け、民主党と共和党の候補者指名争いが本格化してきました。

私の一番の注目は、次のような過激な発言で注目を集める、不動産王のドナルド・トランプ氏になります。

・イスラム教徒のアメリカへの入国を禁止すべきだ

・不法移民の流入を防止するため、メキシコとの国境に「万里の長城」を建設し、メキシコ政府に対して、その費用を支払わせる

最初にこういった発言を聞いた時、冗談で言っているとしか思えず、典型的な泡沫候補だと感じました。

しかし破竹の勢いで勝利を収め、序盤戦が終わった段階での代議員獲得状況は、共和党はトランプ氏がトップです。

新聞やテレビなどを見ると、トランプ氏が人気を集める理由について、様々な方が分析しております。

その中で一番説得力があると思ったのは、平成28年3月3日の毎日新聞に掲載されていた、トランプ氏の運と愛嬌というコラムですが、一部を紹介すると次のようになります。

『松下幸之助は松下政経塾を作った際、成功に必要なのは「運と愛嬌(あいきょう)」と言った。

トランプ氏は、事業では何度も失敗しているが、そのたびに復活している。トランプ氏の成功を信じて、融資をする人が常に現れたのである。「運と愛嬌」の塊のような人なのだ。

若いころから、最悪の状況の時もメディアから逃げることなく失敗も人間性もさらけ出して対応してきた。そのため、本来なら政治的失言ととられるところも、「トランプ氏だから」で許されている』

以上のようになりますが、「愛嬌」という言葉は日常的に使っているのに、なかなか説明が難しい言葉です。

しかし共和党と民主党を合わせた候補者の中で、愛嬌という言葉がもっとも似合う人物をイメージしたら、やはりトランプ氏だと思います。

そうなると冗談だと思っていた、アメリカ版の万里の長城の建設が、いよいよ現実のものになってきました。

そのため中国の万里の長城の建設費について、インターネットで調べてみたら、約200億ドルくらいするそうです。

これはドル円の為替レートを、「1ドル=110円」と仮定すると、約2兆1,600億円になります。

ただ中国の万里の長城の建設には、奴隷や犯罪者などが使われ、人件費はタダ同然でした。

そのため現代のようにきちんと給与を支払っていたら、この10倍はかかったそうです。

そんなに費用がかかるなら、建設は不可能だと思っていたら、アメリカ版の万里の長城の建設には、「高速道路のパネルの費用を基に計算すると、壁だけで約100億ドル(約1兆1,000億円)の費用がかかる」と、CNNが試算しておりました。

約1兆1,000億円は莫大な金額ですが、中国の万里の長城と比較すると、かなりお安くなっております。

また年金の積立金を運用する、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が発表した、平成27年7~9月期の運用損益は、過去最大となる7兆8,899億円の赤字になり、これと比べてもかなり安いです。

もしこのお金をトランプ氏に寄付していたら、アメリカ版の万里の長城が、7個くらいは建設されていたことになります。

こんな事を考えていたら、自宅の前にマイ万里の長城を建設して、保険料の取り立てに来た年金事務所の職員さんを、近寄れないようにするというアイデアが、頭の中に浮かんできました。

もちろん自分も外に出られなくなってしまうので、家の中でずっとトランプでもしていようかと思います…お後がよろしいようで!
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  1. 2016/03/08(火) 19:50:51|
  2. 政治・経済