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くい打ちデータ偽装も不適切会計もみんなでやれば怖くない



「赤信号みんなで渡れば怖くない」

これは昭和55年に流行語となった、ツービート(ビートたけし、ビートきよし)の往年のギャグです。

これは法律などで禁止されている危険な行為でも、大人数でやると抵抗が薄れてしまうという、人間の集団心理を表した言葉になります。

この「赤信号みんなで渡れば怖くない」という言葉が、35年の時を超えて、平成27年に復活したと印象を持ちました。

そのひとつは横浜市の大型マンションが、70本のくいのデータが偽装された事により、傾いた問題になります。

この問題が発覚した10月の時点では、ひとりの現場責任者が起こした問題と考えられました。

しかし他の現場責任者も、同じような偽装をやっていた事がわかり、未だに収束する気配を見せておりません。

そのためこの問題を、「赤信号みんなで渡れば怖くない」を真似して表現するなら、次のようになると思うのです。

「くい打ちデータ偽装、みんなで偽装すれば怖くない」

もうひとつは取締役が8人辞任して、歴代の社長が3人退くという異例の事態になった、東芝の不適切会計の問題です。

おそらく最初に不適切会計を行なった社長さんは、罪の意識があったと思うのですが、その不適切会計が次の社長、またその次の社長に引き継がれていくうちに、罪の意識が薄れていったのだと思います。

そのためこの問題を、「赤信号みんなで渡れば怖くない」を真似して表現するなら、次のようになると思うのです。

「不適切会計、みんなで不適切にすれば怖くない」

個人的にはくい打ちデータ偽装より、不適切会計の問題の方が、深刻な事態だと思います。

それは難関試験を突破した公認会計士が働く「監査法人」が、東芝の会計をしっかりとチェックしていたにもかかわらず、不適切会計を見抜けなかったからです。

オリンパス事件の時にも、監査法人は粉飾決算を見抜けずに、責任を追及されましたから、もう何を信じれば良いのか、わからなくなります。

たださすがに日本にある上場企業のすべてが、東芝やオリンパスのような事をやっているとは考えられません。

そのためこれから株を買うなら、例えばトヨタ自動車といった個別株ではなく、日経平均株価やTOPIXなどに連動する運用成果を目指す、ETFの方が良いのではないでしょうか?

またこれからマンションを買うなら、誰かが住んだ実績のある、中古の方が安心なのではないでしょうか?

こんな事を考えていたら内閣府の世論調査で、住宅を購入するなら中古という方が9・9%となり、平成16年の3・4%から、3倍近くに増えたというニュースが、朝日新聞に掲載されていたのを見つけました。

この世論調査は平成27年10月に行なわれており、くい打ちデータ偽装のニュースを見た後に回答したのか、それとも見る前に回答したのか微妙なところです。

そのためくい打ちデータ偽装のニュースが、新築から中古に意識を変えたのかはわかりませんが、いずれにせよ中古人気は高まっているようです。
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  1. 2015/12/21(月) 20:03:19|
  2. 政治・経済