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機能性表示食品はいらないが栄養機能食品は必要である



数日前に新聞を見ていたら、健康への働きを企業の責任で商品に表示できる「機能性表示食品」の販売が、平成27年(2015年)6月に始まったと記載されておりました。

すでに受理されているのは36商品になりますが、消費者庁は約200件の届け出処理に追われているという事で、今後はドラッグストアーなどに行くと、機能性表示食品をよく見かけるようになるはずです。

しかし個人的には機能性表示食品には全く興味が湧かず、おそらく購入する事はないと思います。

その理由として人が生きていくために必要とする栄養素は、太古の昔から次のような6大栄養素であり、最近になって急に必要となった栄養素はないからです。

・3大栄養素(炭水化物=糖質、タンパク質、脂肪)
・3大栄養素を代謝(利用)するために必要な副栄養素(ビタミン、ミネラル、食物繊維)

ただ食物繊維が必要だと考えられたのは最近であり、それ以前は食物繊維を除く5大栄養素が、人が生きていくために必要とする栄養素と考えられていたので、食物繊維は最近になって急に必要となった栄養素と解釈する事もできます。

現在人は3大栄養素を摂り過ぎている一方、副栄養素が足りていないと言われているので、ビタミンやミネラルなどのサプリメントを摂取する意味はあります。

またビタミンやミネラルなどのサプリメントについては、1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた上限値や下限値の規格基準に適合している場合には、国に対して許可申請や届出の必要なく、「栄養機能食品」の表示ができるという制度がすでにあります。

ですから現在人が必要としているのは機能性表示食品ではなく、どこのドラッグストアーにも地味に陳列されていて、あまり有り難みが感じられない、栄養機能食品と表示されたビタミンやミネラルなどのサプリメントなのです。

■栄養機能食品と表示できるビタミン
ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、 ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸

■栄養機能食品と表示できるミネラル
亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム

この中で何を購入すれば良いかわからない方は、厚生労働省が定める栄養素等表示基準値をもとに、ビタミンやミネラルがバランス良く配合された、マルチビタミン&ミネラルを購入すれば良いのです。

なお大手の健康食品会社であるファンケルは、中高年の目の健康をサポートする、「えんきん」という機能性表示食品の販売を開始しました。

これにはルテインなどの成分が含まれておりますが、目の健康が心配なら副栄養素の一種であるビタミンB群、ビタミンA(または体内に入るとビタミンAに変換されるβ-カロチン)、ビタミンCなどを優先して摂取すべきであり、ルテインはその後で良いと思うのです。

なおえんきんに含まれるルテインの量は、リニューアルにより増量され、6mgから10mgになりました。

これによりルテインに関しては、中高年の目の健康をサポートするだけに必要な量を、満たしていると考えられますが、その他の成分は微量しか含まれておらず、これらが効果を発揮するかは未知数だと思うのです。

例えばDHAに関しては、次のような調査結果がありますが、えんきんにDHAは50mgしか含まれていないので、同じような効果が得られるとは考えられません。

・視力1.0以下の4~22才の男女27名に対して、DHA300mg配合のパンを毎日1個ずつ、1ヶ月間に渡って食べてもらったところ、視力が0.2以上回復した方が11人(40.7%)もいた

・高齢者58才~84才(65才以下1名、以上14名)に対して、DHAのサプリメント(540mg含有)を、3ヶ月間に渡って飲んでもらったところ、視力が0.2以上回復した方が67%もいた

また効果が未知数ならば、ルテインだけが含まれた商品を買った方が良いと思うのですが、当然にその方が値段は安く済みます。

今後どのような機能性表示食品が販売されるのか、まったくわかりませんが、現段階では機能性表示食品ではなく、栄養機能食品を粛々と飲み続け、血圧や血糖値などが正常値を超える状態が続いたならば、病院に行こうと思っております。
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  1. 2015/06/29(月) 20:03:34|
  2. 健康・ダイエット