
年末年始にテレビを見ていると、有名なタレントさんを起用した宝くじのCMが、よく放送されております。
こういったCMを見かけると、
たまには宝くじを買ってみようかな?という気持ちになります。
近所にある宝くじ売り場の前に、行列ができているのを見かけた時にも、同じような気持ちになります。
ただそれでも宝くじを購入しないのは、「還元率」(自分が購入した金額に対して、払い戻しされる割合)が低すぎるため、割に合わないと思うからです。
宝くじの当せん金額は、発売総額の5割に相当する額を超えてはならないというルールがあるため、
宝くじの還元率は4~5割程度になります。
それに対してパチンコは8割程度、公営競技(競輪、競馬、競艇、オートレース)は7~8割程度になるようです。
このように還元率を比較してみると、宝くじのコスパの悪さが際立っておりますが、還元率だけで優劣を決めるのは、良くないと思います。
宝くじの売上金の使い道について調べてみると、その4割程度は発売元である都道府県や20の指定都市に納められ、公共事業(防災対策、公園整備、教育や社会福祉施設の建設・改修など)に使われております。
そのため宝くじは社会貢献という面で見ると、パチンコや公営競技よりも優れているのです。
こういった点から考えると宝くじを購入する事は、
一種の寄付行為に該当すると言っても、過言ではないのです。
それならば宝くじの購入代金を、所得控除の一種である「寄附金控除」の、対象にしても良いと思うのです。
もしこれが実現したら、確定申告を実施する事により、所得税や住民税が安くなります。
宝くじは外れてしまうと、何のメリットもないのですが、所得税や住民税が安くなるとしたら、
外れた場合にもメリットがあります。
そうなれば有名なタレントさんを起用したCMを放送しなくても、宝くじの売上は伸びていくと思うのです。
実際に売上が伸びれば、公共事業のために使えるお金が増えるため、増税を回避できる可能性があります。
また宝くじによって確定申告が身近なものになると、会社員の方も税金の知識を身に付けるので、
金融リテラシーが向上します。
このように考えると、宝くじの購入代金を「寄附金控除」の対象にする事は、一石二鳥どころではなく、一石三鳥になると思うのです。
なお所得税の最高税率は45%、住民税の税率は一律で10%になるため、両者を合わせると55%になります。
そのため1億円のお金を稼いだ場合、約5千万円の税金が徴収される可能性があるのですが、
宝くじの当せん金は非課税になるため、当せん金がいくらであっても税金は徴収されません。
宝くじが当選した方には、これだけ大きな税金面でのメリットがあるのですから、外れた方にも少しはメリットを与えても、罰は当たらないと思うのです。
- 2022/01/02(日) 20:29:58|
- 税金・会計
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日本維新の会に所属する小野衆議院議員がSNSで、国会議員は
在職1日でも100万円の文通費を受け取れるという問題点を指摘して、大きな話題になりました。
そのため当初のマスコミの報道は、「日本維新の会=税金の無駄遣いを見逃さない正義の政党、他の政党=税金の無駄遣いを隠している悪の政党」という論調だったと思います。
しかし日本維新の会においても、例えば大阪府の吉村知事が衆議院議員を辞める時に、在職1日で100万円の文通費を受け取っていた事が発覚してから、少し風向きが変わりました。
また日本維新の会に所属する議員の、不透明な税金の使い道が、次々と明らかになってからは、完全に風向きが変わったと思います。
その結果としてマスコミの報道は、「
どの政党の政治家も、税金の無駄使いを隠している」という論調に変わると共に、税金の無駄遣いを追求する報道が相次いでおります。
大阪府の吉村知事は自分自身の文通費の問題が発覚した事を、「ブーメランが刺さった」と表現しておりました。
ただ個人的には「人を呪わば穴二つ(誰かを陥れようとすると、自分も同じ目に遭うというたとえ)」の方が、適切だと思うのです。
その理由としては日本維新の会に所属する議員が、文通費の残額を定期的に、
自分が代表を務める政治団体や関連の後援会に寄付し、文通費を本来とは違う目的に使っていた事が、マスコミの取材によって明らかになりました。
これに加えて政治団体に渡ったお金が、日本維新の会の代表であった橋下徹さんに対する、講演料として使われていた可能性がある点も明らかになったので、「人を呪わば穴二つ」だと思うのです。
いずれにしろどの政党の政治家であっても、税金の無駄遣いを隠しているとしたら、どこが政権をとっても税金の無駄使いは続いていくので、国民は選挙で抵抗する事はできません。
またニュースサイトのコメント欄などを見ていると、税金の無駄遣いを批判する書き込みが溢れておりますが、こちらは選挙よりも意味がないと思います。
もっと意味がないと思うのは、秋篠宮家の長女の眞子様と結婚した、
小室圭さんに対する批判のコメントです。
その理由として結婚で大切なのは当人同士の意思なので、お二人が納得のうえで結婚するなら、他人がとやかく言う事ではないからです。
それでも批判が絶えないのは、週刊誌などが指摘するように、小室圭ファミリーの借金の返済に、税金が使われる可能性があるからだと思います。
こういった小室圭ファミリーの問題や、政治家の税金の無駄遣いに納得できない方は、週刊誌より税金の本を購入すべきです。
そして本をしっかり読んだら、
自分ができる節税策を考え、それを確定申告などで実行するのです。
こういった方が増えて、国の税収が減っていけば、政治家は税金の無駄使いをやりにくくなります。
また国の税収が減っていけば、皇室関連に使う予算を減らす必要があるので、小室圭ファミリーにお金が渡りにくくなる可能性があります。
これに加えて納める税金が減って、以前より生活にゆとりができたら、ニュースサイトのコメント欄などに、
小室圭さんを誹謗中傷する書き込みをする気持ちは、薄れていくと思うのです。
- 2021/12/04(土) 20:21:01|
- 税金・会計
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