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本を読まないで読書感想文を書く



あと少しで夏休みも終わってしまいますが、普段本を読む習慣のない方にとって読書感想文を書くのは結構大変だと思います。

そこで考えたのが本を読む時間だけでも短縮しようという事で、明治から昭和にかけて活躍した文豪の作品で映画化されたものを、DVDやブルーレイをレンタルして見るのです。

川端康成さんの「伊豆の踊子」や太宰治さんの「斜陽」が映画化されておりますが、最近映画化されたものとしては村上春樹さんの「ノルウェイの森」があります。

本来はきちんと本を読んで書くべきだと思いますが、映画だったら2時間程度で終わりますので、夏休みの宿題に追い詰められて時間がない方は参考にして下さい。

個人的なおすすめ映画としては、先日レンタルをして見ました太宰治さんの「人間失格」ですが、主演は生田斗真さんで昨年に映画化された新しい作品です。

原作はかなり昔に読んだ事がありますが、映画版は原作にないエピソードがあったり、キャラクターが登場したりしているので、原作とは少し違う部分があります。

特に森田剛さん演じる中原は、原作では全く登場しないキャラクターですが、個人的にはあえて登場させる必要のないキャラクターだと感じました。

また伊勢谷友介さん演じる堀木は原作のイメージ通りだったのに対し、石橋蓮司さん演じるヒラメは役作りをしすぎて、原作のイメージとかなり違っていた気がしました。

しかし生田斗真さん演じる葉蔵がモルヒネ中毒になり、薬局の女主人に対しモルヒネを懇願するシーンは原作に忠実であるだけでなく、原作以上の恐怖感を感じましたので、特に見ていただきたいシーンです。

以上で映画版「人間失格」の紹介を終わりますが、読書感想文を書く時は決して、生田斗真さんの演技が良かったなんて書かないで下さい(笑)。

あと余談ですが図書館に行くと、明治から昭和にかけて活躍した文豪の作品をテープに録音したものを貸してくれる所があるようですので、それを利用してみるのも良いと思います。
  1. 2011/08/26(金) 00:51:09|
  2. 映画

PTAも推奨できない位、重いテーマの映画



神経伝達物質であるセロトニンが脳内で不足すると衝動的になったり、不安やイライラが起こりやすくなったりしますが、更に状態が悪化すると、うつ病や不眠症をもたらします。

セロトニンはアミノ酸の一種であるトリプトファンから産生されますが、医学博士の高田明和先生の本を読んだ時に、トリプトファンは動物の肉に多く含まれているので気分が落ち込んだ時は、お肉を多めに食べた方が良いと書いてありました。

ですから元気が出ない時ほど、意識的にお肉を食べるようにしておりますが、その肉食についてテーマにした映画が、今日のブログで紹介する「ブタがいた教室」です。

ニッポン放送の「サンデーオトナラボ」という番組内で、劇作家で演出家の鴻上尚史さんがお薦め映画として紹介していたので、ずっと気になっていたのですが、先日金曜ロードショーで放送されたので、録画して昨日見ました。

4月から6年2組の担任となった、妻夫木聡さん演じる新任教師が、「先生はこのブタを育てて、最後にはみんなで食べようと思います」と提案します。

子供達は交代しながら餌やりから掃除、糞尿の始末までしていくうちに、家畜としてではなくペットとしての愛着を、抱くようになっていくのです。

やがて卒業の時は迫り、このブタを食べるか、それとも低学年のクラスに引き続き飼育してもらうか、6年2組の意見は五分五分に分かれますが、卒業式の後に結論がでます。

どんな結末になるかは、まだ見ていない方のために秘密にしておきますが、この映画全体を通して感じた事は、何かメッセージを伝えたいために作られた映画ではなく、観客自身が考え、自ら正解を出す事を求めている映画だと思いました。

そういった意味では、同じように肉食をテーマにした米映画「ザ・コーヴ」とは全く違いますし、映画を見終わった後には涙を拭く時間だけでなく、肉食について真剣に考える時間が必要になると思います。

すごく難しい選択ですが、今の自分ならブタさんに感謝をしながら、食べる道を選ぶと思いますが、小学校6年生にこんな決断をさせるのは重すぎると感じましたので、「PTAも推奨できない位、重いテーマの映画」とタイトルに付けました。

しかしそれでも「ブタがいた教室」は、家族揃って見る価値のある映画だと思いますので、是非機会があったらご鑑賞下さい。
  1. 2011/06/20(月) 20:28:32|
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