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「一億総クレーマー社会」が悪化すると、「一億総あおり運転社会」になる



レストランや居酒屋などを予約したのに、無断でキャンセルする事が、社会問題になっているようです。

お店にとっては用意していた食材や人件費が、ほとんど無駄になってしまうのですから、大変な迷惑行為だと思います。

しかもお店側が被った損害額を立証するのが難しいため、泣き寝入りになってしまう場合が多いようです。

ただ最近は無断キャンセルで発生したキャンセル料を、弁護士が代行回収するサービスが登場しているため、今後は状況が変わっていくのかもしれません。

ここ最近に無断キャンセルが増えた理由について、様々な識者の方が分析しております。

個人的にはインターネットで手軽に予約できるようになった事と、関係があるという分析が、もっとも納得できました。

その分析とはインターネットで手軽に予約できると、約束を守らなければならないという意識が弱くなるため、無断キャンセルの罪悪感も弱くなってしまうというものです。

なおインターネットで予約するためには、これを使える環境が必要になります。

ですから無断キャンセルが増えたのは、特にスマホの普及によって、インターネットが身近になった事も、関係していると思うのです。

このようにインターネットが身近になった事により、別の社会問題も発生しております。

それはクレームの増加であり、検索して調べていたら、「一億総クレーマー社会」などと表現する方がおりました。

インターネットがない時代だと、クレームを伝える手段は、不満があるお店に行く、または電話するくらいしかなかったのです。

しかし現在はインターネットが身近になったため、メール、問い合わせフォーム、企業の公式SNSやブログなどでも、クレームを伝えられるようになりました。

またインターネットが身近になった事により、電話番号を調べやすくなったため、電話でクレームを伝えるのも、以前より簡単になったのです。

これらがクレームの増加した理由として、よく挙げられるものになりますが、個人的には別の理由もあると思います。

現在はインターネットが身近になった事により、面識のない他者の意見などに対して、批判をするのが簡単になりました。

例えばニュースサイトのコメント欄や、有名人のSNSやブログなどを見ていると、その内容によっては批判的な意見が溢れており、いわゆる「炎上」を起こしている場合もあります。

文字媒体(本、新聞、雑誌など)しかない時代は、批判的な意見があっても、伝えるのが難しいため、心の中に秘めておく場合が多かったので、すごく大きな変化です。

またインターネット上において、他者を批判するのに慣れたため、リアルな世界でも他者を批判する事に対して、ためらいが少なくなった可能性があります。

つまりインターネットにより、他者批判の抵抗が少なくなったと考えられ、これがクレームの増加した、理由のひとつだと推測しております。

こういった状態が更に悪化したのが、今もっとも社会問題になっている、「あおり運転」ではないかと思うのです。

インターネットによって、他者批判の抵抗が少なくなった事が、あおり運転の要因のひとつになっているとしたら、これからもあおり運転は増えていき、「一億総あおり運転社会」などと表現される日が来るのかもしれません。
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  1. 2019/09/12(木) 20:36:23|
  2. パソコン・インターネット

れいわ新選組やN国党は、「イージー・ライダー」のような終わりを迎える



先日テレビを見ていたら、アメリカの俳優であるピーター・フォンダさんが、肺がんによる呼吸不全により、79歳で亡くなったというニュースが放送されておりました。

このピーター・フォンダさんは、様々な作品に出演しておりますが、もっとも有名なのは昭和44年(1969年)に公開された、「イージー・ライダー」ではないかと思うのです。

私はこの映画を30年くらい前に見たのですが、確かワイルドな二人の若者が、バイクに乗ってアメリカを横断する過程を描いた、ロードムービーだったと思います。

旅の途中でドラッグを吸ったり、出会った女子とチョメチョメしたりして、楽しい日々を過ごしていたのですが、二人の旅は終わりを迎えます。

その理由としてはトラックを運転していた農夫が、突然に銃を撃ち始め、二人とも即死するからです。

映画の詳細な内容は、ほとんど覚えていないのですが、この衝撃のラストシーンはよく覚えております。

おそらく二人の殺され方がとても残忍だったため、恐怖感を覚えたからだと思います。

また二人が殺された理由がまったく理解できず、心の中にモヤモヤ感が残ったからだと思います。

この理由について改めて調べてみたのですが、バイクに乗った二人の若者は「リベラル」、銃で二人を残した農夫は「保守」という捉え方が、もっとも納得できました。

つまり伝統や風習を重んじる保守派の農夫は、それに従わないで自由に生きるリベラルな二人の若者が、気に食わなかったという訳です。

さすがに現在のアメリカにおいて、このような理由による殺人は行われていないと思いますが、保守政党の「共和党」とリベラル政党の「民主党」は、選挙で激しく争っております。

例えば現在のトランプ大統領は共和党ですが、前任者のオバマ大統領は民主党、その前のブッシュ大統領は共和党ですから、共和党と民主党が頻繁に入れ替わっているのです。

それに対して近年の日本は、立憲民主党や社民党などのリベラル政党は議席が伸び悩み、保守政党である自民党の一強状態が続いているのです。

この状況に変わりはないのですが、令和元年(2019年)7月21日に投開票された参議院議員選挙では、「れいわ新選組」や「NHKから国民を守る党(N国党)」という、二つの新たなリベラル政党が議席を獲得しました。

次の国政選挙でも議席を獲得しそうな勢いを感じますが、イージー・ライダーのラストシーンのように、保守勢力の逆襲に遭って、当然に政党が消滅する可能性もあると思います。

実際のところ野党は結成と消滅を繰り返しており、ずっと残っているのは日本共産党くらいです。

アメリカ横断を目指していた二人の若者は、望みを実現する事はできませんでしたが、新たに議席を獲得した二つの政党は、公約を実現するまで走り続けて欲しいと思います。
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  1. 2019/09/03(火) 20:15:31|
  2. 政治・経済
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